2学期始業式
2024年8月29日 15時30分「人生」という階段は、1段上るのに他人の力を借りなければ上れない
平成7年度 福田中 野球部主将
(H7中体連発行『栄光の道』から)
8月29日(木)から、いよいよ2学期がスタートしました。
2学期始業式では、東海大会や県大会で活躍した部や個人の表彰が行われました。
表彰の後で、各学年の代表生徒の皆さんが、原稿を読むのでなく、自分の言葉で堂々と発表しました。それぞれに、学校や学年、学級での自分の役割についての抱負や、学習面や行事面、部活動面などについて、具体的な課題を指摘し、どのように改善していくのかについて発表がありました。
校長式辞では、中体連が発行している部活動の記録を毎年まとめている『栄光の道』という冊子を紹介し、福田中学校の部活動には、過去に柔道やソフトテニス、野球やバレーなど何連覇もしている部活動がいくつもあり、学校生活の目標の一つとして熱心に取り組んできたことが紹介されました。
以下に、式辞の一部を紹介します。
本校の野球部が1995 年(平成7年度)に6連覇していますが、当時のキャプテンの言葉を紹介します。
「(略)、なにより1試合、1試合、大切にしていこうというみんなの強い心だと思います。これは例えるならば、階段を1つ1つ昇っていくようなもの。もっと言うと人間の生き方に似ていると思います。「人生」という階段は1段上るのに他人の力を借りなければ上れないものです。僕たちも多くの人たちに助けられて(略)」
当然、優勝するために練習を一生懸命頑張ってきたことと思います。しかし、それだけではなく「1試合」を「人生の1つの階段」に例えているように、きっと、野球以外の面でも、手を抜かずに努力を重ねてきたのではないか、と想像します。
当然、優勝するために練習を一生懸命頑張ってきたことと思います。しかし、それだけではなく「1試合」を「人生の1つの階段」に例えているように、きっと、野球以外の面でも、手を抜かずに努力を重ねてきたのではないか、と想像します。
この年から既に約 30 年が経っていますが、人が生きていくために大切なことは変わっていないのではないか、学校生活であれば、毎日、時間や健康に気を付け、集団生活の規則のもとで安定した生活を送ること、学習面では授業に真剣に臨んだり、家庭学習に確実に取り組んだりすることが基本だと考えます。
また、周りの人への感謝の気持ちが記されていることも素晴らしいと思います。
この 30 年間で社会全体では、乗り越えるべき課題は、どんどん複雑になり、また、予想以上のことも増えていると感じます。解決していくためには、自分1人の力だけでは難しく、周りの人と協力し、時には助けを得る必要性も増していると思います。学校生活の中でも、何かに取り組むとき、学級担任や学年の先生方に支えられながら、また、仲間に助けられながらでよいのです。
令和8年度の秋からは、学校では大会に参加せず磐田市のスポカルから出場するようになるなど、これから部活動の在り方も大きく変わっていきます。
今日から2学期が始まります。1年生は、いよいよ中学校生活が本格化し、今後の方向は皆さんの取り組み次第で大きく変わっていきます。2年生は、後期、皆さんが生徒会の中心となって、新たな福田中学校を創造していく原動力となります。3年生は、それぞれの進路の実現に向かうときにこそ、学級や学年のチームワークが必要となります。今後も、地域社会に誇れる福田中学校を創っていきましょう。
【学校の前に掲示された横断幕の様子】