第1回避難訓練 2024年4月10日 16時00分 今日の出来事 学問の力によって震災予防は出来るであろうが、地震を予知することなぞは却々(なかなか)出来るものではない。 福地信世(鉱物・地質学者)地震に対する一次避難(シェイクアウト)を行った後で、屋上に垂直避難をしました。いつ来てもおかしくない、震災への危機感をもって、真剣に避難訓練を行うことができました。 続きを読む 今日は、第1回避難訓練を行いました。磐周地区でも最も海に近い中学校である福田中学校では、地震が発生した場合、最も警戒すべきは津波です。震度がそれほどでなくても大きな津波に襲われる場合があるので、速やかに避難する必要があります。今回の避難訓練は、地震発生時の避難経路の確認と垂直避難の訓練を行いました。津波が来るまでの時間がわからないときは、「遠く」よりも「高い」場所を目指すことが重要です。過去の事例や想定津波危険地区を過信して「ここなら安心」と油断せず、より高い場所に避難することも考えながら移動します。 どの学級も真剣な態度で、避難することができましたが、屋上に上がる避難経路が一人ずつしか通れない場所もあり、速やかな避難には課題があることもわかりました。 想定外の津波が来る可能性もありますが、建設中の防潮堤が完成すれば、津波の高さも低減させることが可能になります。津波は何回も押し寄せたり、複数の波が重なって高くなったりすることもあり、最初の波が一番高いとは限りません。いつ最大波が来るかわからないため、津波注意報や警報が解除されるまで、避難場所にとどまることが必要です。 季節や時間帯、天候の状況によっては、屋上でなく3階で待機することや、非常食の保管場所を高台に設置することなど、改めて考えなければならないことがたくさんあることも分かりました。本校の危機管理マニュアルも、文科省から出された通知やサンプルを踏まえて、見直しを行っているところです。今後様々な対応の見直しをすることで、生徒たちの生命や安全を一層確保できるよう、対応していきます。 閉じる